こんにちは。やっす(@yassu_blog)です。
「映画や本の感想を聞かれても答えられない。」
「わかったつもりでも教えられない。」
そんな悩みを持つ人は多いのではないのでしょうか?
人は見たり聞いたりした情報のうち、平均して3%ほどしか吸収できないと言われています。
では、たくさんのことを吸収するには触れる「量」を増やすしかないのでしょうか?
いえ、実は吸収できる割合を増やす=「質」を高める必要があります。
この本では、ブロガーや社会人にも有用な、効率よく物事を身に着けるために意識すべきことが書かれていますので、まとめてみました。
なぜこの本を読んだのか
私は今、社会人兼ブロガーとして、たくさんのインプットやアウトプットを行っているつもりです。
しかし、
「仕事の打ち合わせの時には理解したつもりでも、説明資料を書こうと思うと手が止まる…」
ということが多いという悩みがありました。
例えば、同じ会議に出ている上司に聞くとすぐに「資料のまとめ方」や、「重要なポイント」を洗い出してくれて、インプットとなる情報量は一緒なのにこの差は何なのだろうと考えました。
そして自分のインプットの仕方に問題があるんじゃないのかという考えに至りました。
そこで、効率の良いインプットの方法を知るという目的のために、この本を購入しました。
インプットは「量」より、まず「質」を高める
ではインプットできる量を増やすためにどうすればいいかというと、
つまりインプットの精度を高めればよい
ということです。
具体例としては、たまたま流れてきたネットニュースを30分見るよりも、自分の興味を持っている情報の信頼できるキュレーションサイト(まとめ)を10分見るといったようなことです。
この本の後半部分では、「見る」「読む」「聞く」などとインプットの種類ごとにインプットの精度を高める手法が語られています。
「質」を高めるためには?
「見る」「読む」「聞く」といったインプットの種類によって、インプットの精度を高める手法は様々あるのですが、そのいずれにも共通して意識すべきことがあります。
それは
ということです。
ブロガーの場合は、「この映画を見た後に感想をブログで書く」と決めて映画を観るということや、
社会人の場合は、「この会議に出た後にまとめの資料を作成する」と決めて会議に出るということです。
この意識を持ってインプットを行うと、自分にプレッシャーがかかるため、集中してインプットができるほか、アウトプットに必要な情報を考えるため、わからない部分に対して疑問が浮かんでくるなどのメリットが出てきます。
さらにその疑問を調べたり、質問することによって、さらに深い理解へとつながっていき、効率の良いインプットができます。
私の場合、旅ブログを書いているのですが、今後は今まで記事にはしていなかった家の近所の公園や神社などのちょっとしたスポットなどに行くときにも
「帰ってここの事をブログを書くにはどういう情報が必要だろう」
と考えながら訪れようと思います。
「情報」と「知識」は3:7以下にする
次に「情報」と「知識」の違いと、そのインプットの割合についてです。
この本では
知識:書籍などから得られ、古くなりづらく、情報をまとめて体系したもの
と定義されています。
例えば、
ネットニュースに載っている、「○○県のコンビニで強盗発生」は「情報」で、
書籍に書かれている、「コンビニ強盗の動機や心理状態としては××」というのは「知識」
ということになります。
(もちろんネットが全て「情報」で、書籍が全て「知識」というわけではありません)
情報と知識の割合を3:7以下にするというのは、情報を得る量を減らして、その時間で知識を得るべきだということです。
なぜなら、「情報」はたくさん手に入りますが、すぐに古くなってしまうので、ほとんど1年後には使うことが出来ません。
一方「知識」は「情報」よりも鮮度が長続きするので、一度身に着けておくと数年は使うことができるからです。
実際何となく見ている、ネットニュースの大半は次の日には忘れてしまいますよね。
インプット直後にアウトプットする
インプットした内容を一番覚えているのは、もちろんインプットの直後です。
なので、インプットの直後に、ノートなどに、感じたことや思ったこと、気づいたことや疑問点などを全て書き出すことがおすすめされています。
わたしも、最近は会議の直後に、その会議の論点と決定事項、疑問点などをまとめるようにしています。
これをすることで、
・あとから見返すことですぐに会議の内容が思い出せ
・上司への会議の報告もそのまとめをコピペすることで済んでしまう
ので一石三鳥です。
まとめ
この記事では、インプットの精度を高めるために意識すべき、基本的な事項と、私が特に共感した部分について述べました。
この本には今あげたものよりもとてもたくさんの具体例が載っています。
ブログのネタに困っているブロガーや、
会議の中身を忘れてしまう会社員の方
などは是非、購入を検討してみてください!
また、同じシリーズのアウトプット編も同じ筆者が書いています。
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